学校推薦について

(実施の可否・効果、アプローチ時期・方法、注意点、他)

1学校推薦について(実施の可否・効果、アプローチ時期・方法、注意点、他)

  • Q1. 実施の可否・効果について

    A
    ターゲット層・分野の学生の応募が充分でない場合の対策の一つとして、学校推薦という募集方法があります。 特に、学生の認知や理解が充分でない場合、就職担当教授が募集企業に替って学生に説明し、紹介していただける利点があります。 但し、学校側の理解が充分でないと、求める学生が応募してこないこともあり、学校側に充分な理解をしていただくための面談も必要なことがあります。
  • Q2. アプローチ時期・方法について

    A
    時期的には、学校側で志望調査・個別面談等が行われる頃(12?2月頃)には依頼しておく必要があります。方法としてはメール添付等もありますが、正式な依頼として書面での提出を求められ場合が多いため、先ずは信書による依頼が必要です。
  • Q3. 注意点について

    A
    推薦応募学生の合格率については、必ずしも高いとは言えないようですが、学校側の理解の程度によっても推薦される学生のレベルに格差があるようです。ただ、昨今の推薦は「学生の希望を優先する紹介」に近い内容となっていますので、「ジョブマッチング」として学生との事前擦合せを行う場合もあるようです。

2学内企業セミナーについて(実施の有無・参加の可否、申込時期&方法、他)

  • Q1. 実施の有無・参加の可否について

    A
    キャリアセンター中心の全学的なものから、学部研究科・学科専攻単位での小規模な物まで多種類あります。また、学科専攻内での変則例として、教室等の場所貸し形式もあり、最近は学内で何らかの対応をしているのが主流です。但し、参加については先着順や優先順位などもあり、単純にそのまま申し込めないのが実情で、事前に案内がない場合も多いので、早めに参加方法の確認をしておく必要があります。
  • Q2. 申込時期&方法について

    A
    通常は開催時期の2?3ヶ月前に申込を締切ることが多いようですが、人気の高いセミナーの中には半年程度前に締切るようなケースもあります。申込方法については、メールやネット経由で申込むケースも年々増えています。

3インターンシップについて(実施の目的、時期・内容、募集方法、他)

  • Q1. 実施の目的について

    A
    今までは、「就業前の社会経験」が趣旨で選考とは無関係なものでしたが、就職協定における選考開始時期が遅くなる中で、会社説明会の代わりの役割を果たす位置づけになってきました。17卒までは選考とは一線を画していましたが、18卒ではその境界が薄れ、19卒からは選考との結びつきを容認する方向へ舵が切られています。
  • Q2. 時期・内容について

    A
    17卒までは冬・春季インターンシップとして、2月後半以降の春休み期間に1週間程度で実施されていましたが、18卒は夏季休暇期間に1週間?2週間程度で実施されるケースとともに、秋?冬(10?1月)に1日?数日程度で実施されるケースが激増しました。また、インターンシップにおいても事前面接が実施されるケースがあり、「第一次選考」としての役割もあるようです。

    Q3. 募集方法について

    A
    本来は、学年や所属を問わないのが基本でしたので、ホームページ等でオープンな形式で募集されていましたが、選考活動との結び付きが容認される中で、採用したい学年・分野の学生限定で募集する流れに変化しています。従って、最近はクローズな形式で募集することが多く、各学科専攻の就職担当教授宛に求人票を送るような方法に変わってきました。

4リクルーターについて(実施の目的、時期・内容、運営方法、他)

  • Q1. 実施の目的について

    A
    学生が就職活動を始めるに際し、先ずは身近な社会人である学校の先輩から現実の話を聞くことからスタートする訳ですが、その時のアドバイスやサポートをするのが本来の役割です。但し、採用担当者の業務の一部を代行しているのが実情で、その場合は会社説明会等の解禁前の時期が活動のメインであり、学校側からの要請もあって、その役割もより重要なものとなっています。なお、リクルーターに与える採用の権限は軽減化される傾向にあります。
  • Q2. 時期・内容について

    A
    主に就職活動、採用活動の初期に、企業と学生との橋渡し的な役割が求められていますが、最近では活動内容も多様化する傾向にあります。特に、選考開始時期が遅くなる中で、学校側からの要請もあり、繋ぎとしての期間も長期化傾向になっています。
  • Q3. 運営方法について

    A
    当初は、職務の一環として採用担当者から一定の権限委託されていたケースが多かったようですが、昨今はボランティア的な要素が強くなり、OBの動機付けが重要な課題となっています。また、現場の責任者の理解と協力を要請することが、採用担当者の大きな課題にもなっています。

5ジョブマッチングについて(実施の目的、時期・内容、実施方法、他)

  • Q1. 実施の目的について

    A
    文系では、会社説明会での基本的な説明時間を省くために事前にその機会を設けること、理系では、選考を受ける前に職場を見学し、受験の意思確認をする場を設けることが当初の目的でした。しかし、現在は「入社後のミスマッチ」を防ぐために、正式に応募する前に学生の希望する内容と企業の採用ニーズを相互に確認(=ジョブマッチング)する意味で実施されています。選考開始時期が遅くなる中で、説明会開始から選考開始までの期間を繋ぐ手段に変貌しています。特に理系では、推薦書発行時期の遅れに伴い、推薦の合格率を高めることが課題となり、学校側からの要請も増える傾向にあります。
  • Q2. 時期・内容について

    A
    現行のスケジュールでは、説明会開始から選考開始となる3月?5月がその期間にあたりますが、業界・企業によって実施の有無や時期が異なり、3月よりも前に実施されることもあるようです。内容的には、「マッチする・しない」という表現で、「マッチング選考」という、インターン選考に次ぐ「2回目の選考」としての役割も果たしています。
  • Q3. 実施方法について

    A
    説明会を受けた学生、推薦希望の学生に対し、本選考を受ける前に書類審査・面談を経て、マッチングが成立すれば本選考の応募をする流れとなっています。